お知らせ
石仏
皆様、こんにちは。まだまだ寒い日が続きますが、春の訪れを感じられる今日この頃ですね。
先日、研修会で日本石仏協会の方のお話をお聞きしました。お地蔵様や観音様など、
日本中の市町村で石仏が無い場所はまず無いそうです。
協会の方は「石仏のことを石屋さんに聞けば分かると思ったら、
お分かりになる方、意外と少ないですよね」と耳が痛い話をされてしまいました。
地元の歴史を紐解きますと、私が住む犬山市上野には、
地域でお守りしている役の行者様(写真)があります。
この石仏は石仏師の縣右衛門橘 忠康から6代目の存正が手がけたもので、
縣氏は犬山城主成瀬家の御用達であり、城主の石塔、石碑、鳥居、
石橋等を造ったほどの代々続いた名石仏師なのですね。
地元にはこんなすごい人がいたのです!
ちなみに当時、鵜沼で良質な石材が産出されていたそうで、
この地域の古碑はきっと鵜沼石でしょうね。