お知らせ
墓石に使われる石材と形状ってどんな種類のものがある?
お墓づくりを考え始めたとき、まず気になるのが「墓石はどんな種類があるのか」ということ。
同じように見える石でも、実は産地や硬さ、色合いによって大きく違いがあります。
高木石材店で取り扱っている墓石の代表的な種類(石種)と、それぞれの特徴についてご紹介します。
庵治石
日本を代表する高級石材。緻密な石目と、角度によって浮き上がる「斑(ふ)」模様が最大の特徴。硬度・耐久性・美観すべてにおいて優れており、格式ある墓石として広く支持されています。希少性が高く、価格もトップクラス。
黒龍
黒御影石の中でも人気の高い石種。深みのある黒色と高い光沢で重厚感があり、洋型・和型どちらにもよく合います。中国産ながら品質は安定しており、コストパフォーマンスにも優れています。
大島石
淡い青みを帯びた明るいグレーの石目が特徴。細かく上品な模様と高い硬度を持ち、関西を中心に根強い人気を誇る国産石。日本の伝統的な墓石として多く使われており、格式と品格を備えています。
滝根みかげ
やや青みのあるグレー系の国産石。石目が細かく、和型墓石にマッチしやすい落ち着いた風合いを持っています。吸水率が低く、風化にも強いため、長期的に美しさを保ちます。
インド銀河
黒地に銀色の斑点が散りばめられたような、美しい輝きを放つ御影石。夜空や銀河を思わせる幻想的な模様が特徴で、個性を求める方に人気。硬度が高く、耐久性にも優れます。
万成石
淡いピンクがかった桜色の石目が特長の国産石。穏やかであたたかい印象を持ち、洋型墓石にもよく合います。著名人の墓石にも使用されることが多く、品格と柔らかさを兼ね備えた石材。
真壁小目石
全国的に広く流通しているスタンダードな国産御影石。グレー系で落ち着いた色合い。加工性に優れ、安定した品質を持つため、コストと品質のバランスを求める方におすすめです。
浮常陸石
希少性の高い黒御影石で、国産黒石の中でも重厚感があり、格調高い印象を与えます。艶やかな黒としっとりとした質感が魅力で、高級感を重視する方に選ばれています。
天山石
非常に硬質で吸水率が低い、高耐久の国産石材。青みがかったグレーで、石目は整っていて高級感があります。経年劣化が起こりにくく、長期的な美しさが持続する点が魅力。
平和石
明るめのグレーでシンプルな見た目。リーズナブルな価格で提供されており、初めて墓石を建てる方やコストを重視したい方に選ばれやすい石種。加工性も良く、ベーシックな墓石に適しています。
白みかげ石(細目)
明るく清潔感のある白系の石材で、石目が細かく均一。爽やかな印象があり、洋型墓石や現代的なデザイン墓にも調和しやすい。比較的手頃な価格で導入可能。
伊達冠石
独特の茶褐色を持ち、表面に鉄さび色の模様が自然に浮き出る国産石。重厚で自然美を感じさせる石材で、経年変化によってより深みを増します。他にはない風格を求める方に最適です。
石種だけでなく墓石の形やデザインも様々です。
お墓を建てるとき、石の種類だけでなく「形」や「デザイン」も大切なポイントです。
現在は、伝統的なものから個性を重視したものまで、さまざまなスタイルから選べます。
和型墓石
日本で最も伝統的なスタイルで、縦長の三段構造が基本。
いちばん上の「棹石(さおいし)」に「○○家之墓」などを刻み、ご先祖代々のお墓として建てられることが多いです。
重厚感があり、格式や落ち着きを重んじる方に選ばれています。
また、墓石の面積が広いため、文字や家紋などの彫刻も映えるのが特徴です。
洋型墓石
背が低く、横に広がったデザインで、明るく開放的な霊園に人気です。
モダンな印象で、英字やイラストなど自由な彫刻が可能です。
デザイン墓石
和型・洋型にとらわれない自由な形の墓石で、個性や想いを反映できます。
「セミオーダー式」と「フルオーダー式」があり、セミオーダー式は既存デザインをもとにアレンジする手軽さが魅力です。
高木石材では、セミオーダー式のデザイン墓石も取り扱っております。
詳しくはこちら:https://takagi-stone.com/design-tombstone/