墓石を建てる
お墓の手間を減らす合祀について、選び方を高木石材店が徹底サポートします
合祀の種類と費用 ~後継者なし・手間を抑えたい方のために~
墓をどうするか、特に跡継ぎの問題や管理の手間を考えると、「合祀(ごうし)」は現実的な選択肢の一つです。ここでは、合祀とは何か、種類・費用の相場・メリット・デメリット、その選び方まで、高木石材店の視点から整理してみます。
●まず、合祀とは何か
合祀とは、複数のご遺骨を一つの納骨施設やスペースでまとめて供養する方式です。個別のお墓を持たず、また墓石を建立するスペースを必要としないことが多いため、費用・管理の面で負担を抑えたい方に選ばれています。
「合祀墓」「永代供養墓における合祀プラン」「合葬墓」「合同墓」など呼び方はさまざまですが、基本の考え方は同じです。
●合祀の主な種類
合祀には、供養の形式や参拝スタイルに応じていくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自分やご家族の希望に合わせて選ぶことが大切です。
1. 納骨堂型合祀
屋内の納骨堂施設内に設けられた合祀スペースを利用する形式です。天候や季節を気にせず参拝でき、定期的にお墓参りに行きやすいのが特徴です。室内型のため、管理や清掃の負担も少なく、安心して長期供養ができます。
2. 樹木葬型合祀
樹木や自然を墓標として用いる形式で、周囲の景観の中で静かに供養できます。石の墓石を使わずシンプルなプレートや小さな碑を設置するケースもあります。自然の中での供養を希望する方や、手軽で費用を抑えたい方に向いています。
3. 慰霊碑型(碑モニュメント型)合祀
大きな碑やモニュメントを設置し、その下や裏に複数のご遺骨を合祀する形式です。墓石のような目印があり、参拝時に分かりやすいのが特徴です。デザイン性の高い碑を希望する方に適しています。
また、合祀には「有期型」と呼ばれる方式もあり、一定期間は個別で安置し、その後に合祀に移すタイプもあります。生前に個別扱いを希望する方や、最初は家族だけで供養したい方にも対応可能です。
●合祀にかかる費用の目安
合祀にかかる費用は、施設の形式や立地、供養内容によって大きく異なりますが、おおよその目安を把握しておくことが大切です。
まず、納骨料や合祀使用料は、ご遺骨を施設に納める際にかかる費用で、一般的には1柱あたりおおよそ5万円から30万円程度です。寺院や民営霊園では、碑の立派さや法要の頻度に応じて高くなる場合があります。
次に、永代供養料は、遺族がいなくなった後も供養や管理を続けてもらう費用です。施設によっては納骨料に含まれることもありますが、別途請求されるケースもあるため確認が必要です。
さらに、法要やお布施も費用に含まれる場合があります。納骨時や合同法要の際にお経をあげてもらう場合、数万円程度の費用がかかります。また、碑やプレートへの彫刻料が別途必要な場合もあります。管理費や維持費については施設によって異なり、不要なケースもあれば、年間数千円から1万円程度かかる場合もあります。
公営の合祀施設は比較的安価で、数万円程度で利用できる場合があります。一方で寺院や民営霊園では、利便性や設備が整った分、20万円以上かかることもあります。また、既存のお墓から合祀に移す場合(墓じまい+合祀)には、墓石の撤去や閉眼供養、運搬費などの追加費用が発生します。
●合祀のメリット・デメリット
合祀を選ぶ際には、メリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
【メリット】
・コストを抑えられる
新たに墓地を取得したり墓石を建立したりする場合と比べ、費用を大幅に節約できます。管理や維持の負担も軽減されます。
・承継者の問題が軽減される
お墓の管理や相続、承継の手続きに悩む必要がありません。永代供養付きなら、安心して長期供養が可能です。
・維持管理が簡単
掃除や敷地管理などの負担が小さく、遠方の方やお参りが頻繁にできない方にも適しています。
【デメリット】
・個別性が希薄になる
他の方のご遺骨と一緒に供養されるため、「わが家のお墓」という形が薄くなります。碑やプレートで名前を刻むなどの工夫が必要です。
・遺骨を取り出せない可能性がある
合祀後は遺骨の返還や移動が基本的にできない場合が多く、将来的に個別供養を希望する場合は事前確認が必要です。
・参拝場所や供養形式が限定される
施設ごとに参拝条件や合同法要の有無が異なります。アクセスや参拝のしやすさも重要なポイントです。
・心理的・宗教的な抵抗感
故人を他の方と一緒に供養することに抵抗を感じる方もいます。個別で手厚く供養したい方には向かない場合があります。
●合祀を選ぶ際のポイント
合祀を取り入れるか/どのタイプにするかを検討する際、以下の点をチェックしておくと失敗が少なくなります。
・供養内容・法要の頻度
合同供養・お盆・彼岸などでどう供養してくれるか。法要を自分でお願いできるか。
・遺骨の取り扱い・返還可否
将来、もし個別にしたい希望があればそれが可能かどうか。
・記名の可否・碑の形態
名前を刻むプレート・碑ありかなし、またその費用。
・施設の場所・アクセス
お参りのしやすさ。公共交通機関や車でのアクセス。駐車場の有無など。
・管理費・維持費
年間いくらかかるか。管理費が前納か都度支払いか。維持管理の条件。
・契約内容の確認
永代供養の範囲・期間・契約書の内容。期限付きか無期限か。合祀後の扱いも含めて。
・家族・親族との合意
合祀の決定は感情・価値観にも関わるため、家族でしっかり話して納得しておくことが大切です。
●高木石材店がご提案できる合祀の形
高木石材店では、以下のような合祀・永代供養に関するサポート・提案が可能です。
・犬山市・愛知県周辺での合祀墓・永代供養墓のご案内
・合祀プランの見積もり(納骨料・供養料・碑プレート彫刻など込)
・将来の管理・維持を見据えたプランニング
・墓じまいを含む合祀移行の手続き相談
・石碑・碑モニュメントのデザイン・刻字サービス
合祀についてお悩みの方は気軽にお問い合わせくださいませ。
●おわりに
合祀は、少子高齢化・ライフスタイルの変化・後継者問題など、現代のお墓事情にマッチする選択肢です。ただし、「安い」だけで選ぶと後で後悔することもありますので、上記の種類・費用・メリット・デメリットをよく理解し、ご家族と納得して決めることが重要です。
丹羽郡扶桑町 顕宝寺にてお墓を建てる
顕宝寺にてお墓を建てる工事をしました。石種はインドの黒石です。
愛知県犬山市 円明寺にてお墓を建てる
円明寺にてお墓を建てる工事をしました。石種は茨城県産真壁小目石。
全国に流通しており大変人気がある石種の一つです。
岐阜県可児市 鳩吹霊園にてお墓のリフォームをしました
鳩吹霊園にて墓相のお墓の修繕と、新規の墓相のお墓も建てました。
愛知県犬山市 尾張富士共同墓地にてお墓を建てる
山の上の墓地から平地の共同墓地へのお骨の移転をかねて新規の墓石建立となりました。
愛知県犬山市 西蓮寺にてお墓を建てる
犬山市西蓮寺にて素敵な桜の彫刻の洋型墓石を建立致しました。
愛知県犬山市 瑞泉寺霊園にてお墓を建てる
瑞泉寺霊園にてお墓を建てる工事をしました。石種は茨城県産真壁小目石になります。
愛知県犬山市 羽黒赤坂共同墓地にてお墓を建てる
愛知県犬山市、羽黒赤坂共同墓地にてお墓を建てる工事をしました。
石種はK12良質な石です。
愛知県小牧市 小牧原新田共同墓地にてお墓を建てる
小牧原新田共同墓地にて洋型墓石の設置工事をしました。
慎重に棹石を運んでおります。